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旅行代理店 第3回 乙女たちの恋愛祈願 イケメン男優のみで構成され、女性役も男性がこなし、宝塚の男版とも言われている劇団「スタジオライフ」による恋愛祈願イベントが、縁結びに霊験あらたかな東京大神宮で行われました。5月10日から6月5日まで新宿紀伊國屋ホールで上演される「ロミオ&ジュリエット」の成功祈願も兼ねたイベントで、先着100名の幸運な女性ファンが集結。この時点で恋愛運は半分くらい使ってしまった感が否めません……。 不用品回収、粗大ゴミ、粗大ごみ プログラムの最初は東京大神宮の中のサロンでしめやかに行われる奉納芝居です。まず、司会の役者さんが登場し、シェイクスピアのゲイ疑惑などの小ネタを披露。客席のテンションも高まります。ちなみにこのイベントが行われた4月23日はシェイクスピアの命日だそうです。イケメンだけに演じてもらうのは、シェイクスピアも草葉の陰から喜んでいるに違いありません。 沖縄旅行 続いてロミオ役とジュリエット役の2人が登場すると、歓声と拍手で会場のボルテージがUP。ロミオを演じる岩ア大氏はもみあげが凛々しくイケメンというよりハンサムな正統派のルックスです。ジュリエット役の舟見和利氏(宝塚とは違い、ふつうに男の名前なのが妙に新鮮です)は、チャーミングな雰囲気で赤いドレスもお似合いです。その2人が、シェイクスピアのソネット(14行詩)をかわるがわる朗読。「バラは美しい……その花のかぐわしい香りが生きるとき、さらに美しさを増す」「妖精たちよ、軽やかに舞い上がれ」といった、美しく詩的な言葉にうっとりさせられます。しかし、司会の人の解説によると、シェイクスピアは結ばれない片思いに苦しんでいて、絶望を作品に昇華させていたとか……。「悲恋」「死」と縁起悪いことが重なっているうえ、そもそも「ロミオ&ジュリエット」も悲劇な気がしてなりませんが、シェイクスピアの悲しみの残留思念も東京大神宮の霊験によって成仏する……と信じたいです。 続いて、役者たちが本殿に移動し、祈願を受ける運びになりました。「頭を下げてください」「二礼ニ拍手一礼をお願いします」と、神主さんの指示に素直に従う団員一同。ふと、その横で私たち取材スタッフが、お辞儀もせずに突っ立っているのは神様に対して不敬かもしれない、と、不安を感じました。神聖な境内で、頭も垂れずフラッシュをたきまくって恋愛運が低下したら大変です。なのでこっそり抜け駆けして劇団員と一緒に二礼二拍手一礼しました(おかげで今のところ平穏無事です)。 札幌 ビジネスホテル 最後、集まったファン全員がロミオ役、ジュリエット役と記念撮影できるサービスまで……。胸を高鳴らせたファンは、境内の花壇を見て「この花で花占いしたいな」とか、乙女発言をしていて、心が洗われました。東京大神宮は巫女(みこ)さんの霊が守っているそうですが、この日集まった女性たちも巫女さんに負けず劣らず清らかで処女率高そうです。無数の巫女に守られて、「スタジオライフ」の舞台は成功すると確信しました。 高速バス、夜行バス “テッカ場”――それは欲望がほとばしり、満たされる場。人々は場の熱にうかされ、普段は表に出すことのない、生々しい姿をさらけ出す。 初潜入の“テッカ場”は、競走馬の競売場。ウン千万円の金が乱れ飛ぶバブルなイメージで潜入してみたら、意外や意外!“もしかしたら、自分でも買えるかもしれない”手ごろなお値段ばかりが並ぶ。 この“テッカ場”で果たしてどんな人間模様が繰り広げられるのか? 横浜マンション 前編はこちらから 埼玉 一戸建て 公開調教という名の品評会 結婚式演出、結婚式サプライズ とまあ、入場してからわずかの間にめまぐるしくいろんな考えが頭をよぎったのは、前記したように、この場に集まっている人々の発するムードが普通の競馬ファンとは違っていたからだと思う。 だって、まだ競走馬としての名前さえない、実力未知数の馬たちですからね。そんなものを欲望をギラつかせながら見つめる人たちは、そこらの競馬ファンとジャッジのポイントがまったく違うよ。顔が可愛いとか、どことなく気品があるとか、そんな素人っぽい見方をしているのは、ぼくと、同伴の奥さん(愛人?)連中くらいのものだ。 この日のスケジュールは、午前8時半から公開調教があり、至近距離から馬体を見る比較展示を経て、11時からセリ開始となっている。で、まず調教を見るためにスタンドに行ったら、人はいるけどあまり熱心に見てないんだなこれが。 いや、見てはいるけどタイムに気を奪われてはいないのだ。じゃあ何を見ているのかというと、フォームのようだった。首の上げ下げ、脚の掻き込みの力強さ、ムチを入れたときの反応、ゴール板を駆け抜け減速してから呼吸が整うまでの時間。この段階では不要な馬を切り捨てることを優先しているようにも感じられた。 誰かにそのあたりを尋ねてみたいと思ったのだが、とてもじゃないけどそういうムードではない。表情はポーカーフェイスでも内心ではめまぐるしくそろばん勘定をしているのだろう。うかつに話しかけたらニラまれそうだから、ここらで移動するか。 といっても、行くところといえばパドック付近しかない。どれ、部外者だけど少しご馳走になろうか。 キビシい目をした客たちは、ここでも飲み食いしながら調教の模様を映し出すスクリーンを凝視している。そうじゃない人はセリに登場する馬が載ったパンフレットを読み込むか、仲間と相談中。指南役なのか、これも営業のひとつなのか、背広族の脇には調教師や生産者っぽい、日焼けしたオヤジがつきそっていたりもする。 ひときわ目立っているのは、スーツに身を固め、しきりに携帯で話し込んでいる男たち。一昔前のバブル実業家みたいな動きだ。馬主の代理人としてやってきているのだろう。馬を見る目にまったく愛情が感じられないのが特徴だ。IT企業の税金対策かと、余計な詮索をしたくなる。 「良さげなのがいたら 1頭買うていくわ」 しばらくすると、実馬展示の時間になった。馬体は真横から見るのがセオリー。ぼくもすかさず馬場に入り、血統を加味して自分なりに高値がつきそうな馬を選んでみるが、これがムズカシイ。 参加者も迷うのか、けっこう分散しているようだ。これ、ひとつには目的によって選択の基準が変わってくるからでもある。JRAが主催する中央競馬で走らせるつもりなら、芝コースで能力を発揮する血統がいい。地方競馬はダート(砂)なのでそれ向きの血統が好ましい。オスかメスかも、引退後どうさせたいかで違ってくる。血統の悪いオスは少々活躍しても種牡馬になれないので、どうしても不人気。ただ、そこを逆手に取って安く買い、レースでの賞金稼ぎに徹する作戦もある。メスはたいてい繁殖牝馬になれるけれど、引退後、生産者の元に引き取られるとしたら馬主のメリットはないに等しいだろう。 う?ん、考えることが多すぎる。本日エントリーしているのは、1歳馬と2歳馬合わせて59頭。ビシッと方針を決めないと、購入候補馬すら絞りきれなくなりそうだ。 ここにきて、客の“やる気”にもはっきりと差が出てきた。 さっきまで存在感を示していたバブルっぽい人たちは、馬体について無知なのか、あまり馬に寄っていかず携帯で喋り続けていたが、いつの間にか姿を消してしまった。報告を受けた馬主から、今日は買わないという結論が出たのだろう。 ビジネスマン風のグループなども影が薄い。遠くから眺めて写真を撮ったりする程度で、馬主や、これから馬主になろうとする人ではないようだ。 それとは対照的に、ジャンパーおやじや、その他の得体の知れないおやじたちが、熱心に馬を見ている。とくに足元に注目しているようで、四肢に治療の痕(あと)がないかどうか、つまり故障せず走れる馬かどうかを念入りにチェックしている。電卓を叩くおやじもいた。その馬にいくらまで出すか、あらかじめ予算を組んでいるよのだろう。 ぼくがマークしたのは、調教師らしき人がベッタリ貼り付いてアドバイスしている初老紳士と、関西なまりの脂ぎったおやじの2人である。 妙齢の美女を従えた中年紳士は、アドバイスに頷きながらメモを取り、牝馬2頭の間をいったりきたりしている。どちらかの馬を買うつもりだろうと思った。 関西おやじはベテラン馬主風で、誰かと長電話している。 「仕事で東京きとるんやけどな、ついでやから馬見ていこうかと早起きしたんや。エエ馬がおったら1頭買うてくわ、ははは。そこそこ血統のエエ馬がおるんで、安かったら買い得や。わしんとこ、中央はいまんとこ間におうてるけど、地方でな、走らそう思うてんねん」 |
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